琴は柏葉、四分六板でランク付けされております。本体はすべて桐材ですが、柏葉や四分六板の材質にはランク別に
花梨、紫檀、紅木材を使用し、縁取りがあるものや最高級琴のくり甲のように玉縁包みという方法を用いるなど様々です。



※弊社提携先の琴製造会社の製造風景です。



ベタ作り(花梨巻)

琴の四分六板、柏葉、竜角、雲角のいずれにもプラスチ
ックや骨などで縁取りしないのを、「ベタ作り」といいます。
琴の中では一番値段が安く、お稽古用として使われます。
口角(花梨巻・紫檀巻)

口角というのは、竜角と雲角に一本の角を入れて飾りを
したものを言います。一般的にお稽古用として使われてい
ます。また、上等の原木を使ったことでも質素に見せるた
めに紅木などでベタ作りや口角作りにすることもあります。
  
半上角作り(紫檀巻)

四分六板に、プラスチックや角などで縁どりするのを、
半上角といいます。柏葉には縁どりをしません。少し上
等に見せるために、口前に口前金具を入れる場合もあり
、半上角金口といっています。半上角作りの琴は、中級
以下の品物なので、一般的には四分六板や竜角、雲角
の材料としては紫檀を用います。
 
上角作り(紅木巻)

四分六板のほかに、柏葉も縁どりしたものを上角と言
います。縁どりに使う材料はプラスチック、舎利などです。
このクラスから四分六板、竜角などの材料は紅木を使い
ます。また、口前に金口を入れた上角金口もございます。
玉縁くり甲(紅木巻又は象牙巻)

四分六板や柏葉の縁どりに、玉縁包みという方法を用
います。琴の中「甲の裏側」に音響を良くするために綾杉
紋様を彫ります。(二重に彫られた子持綾杉紋様もありま
す)また、くり甲といって甲と裏板のつなぎ目がない作りに
なっており、琴の中では最高のクラスになります。。琴もこ
のクラスになると芸術品、芸術品的な様相を帯びてきます。
十七弦

十七弦琴は、低音楽器です。琴(13本)と違って17本の
絃を使います。洋楽器で言えば、チェロなどの音域を担当
しますので、絃も低音用に太いものを使います。
十七弦にも、ベタ作りやくり甲作りなどがあり、四分六や柏
葉には紫檀や紅木などを用います。